95.5cm / 24.5g
矢尻を付けると+1cm、+2gになります。
数cmカット可能です。
Takahashi Munetaka Kyudo store Official blog
95.5cm / 24.5g
矢尻を付けると+1cm、+2gになります。
数cmカット可能です。
11月より竹取りシーズンが始まっております。
春から続いていた学生販売・社会人の弓道教室後のフォロー販売、竹矢卸売りや個人のお客様からいただく竹矢直販の納期に追われ気づけばあっという間に冬になっていました。
手元のファイルを見ると、たたみかけるように次のご注文の納期が差し迫ってくるのが目に入ります。
忙しさにかまけて竹取りの記事を出していなかったのですが、先月より週に一回ずつ竹取りに出かけております。
↑整備前のジャングル化した状態
これでは日光が当たらず風通しが悪く、良い竹が生えてきません。
↑整備後
新芽にも日差しが当たりそうです。
↑根っこ付近の地面ギリギリの場所から採取します。
竹は、下の方より上の方の節が伸びていて節間の長さが長くなってしまうためです。上手く採らないと、3ツ節、なんてことになり使い物になりません。
↑竹矢製作に適した条件に合うものは多くないです。この量を取るためにに男3人で片道1時間の場所に出かけ… しかも2回分です。
11月になり、今年も竹取りのシーズンに突入しました。
関東近郊の山も色付き、すっかり秋の様相を呈しています。
今シーズン第一回目ということもあり、山歩きをするにはまだ足腰がなまっています。普段は座り仕事が多いためです。
昨年使用したハサミや鎌など、久しぶりに手にするのでなんだか違和感があります。
竹林の向こうに人が…!
と思ったら、リアルな案山子(かかし)でした。案山子といえば、さだまさしの歌にありますが大変癒されます。個人的に
今回の収穫です。4束…400~500本くらいでした。これらが全部使えれば良いのですが、これから選別作業をしていくと結構な量が廃棄になります。
大雑把に選別して採取しては来ますが、やはり精査すると節が合わなかったり、太すぎたり細すぎたり虫食いがあったり割れていたりします。最終的には半分近くになってしまう感覚で私たちはいます。
今後は天気が良ければ週一で竹取りに行きます。2月末~3月くらいまで続きます。
弓具屋にとって春~夏は繁忙期です。
高校新入生さんや弓道教室後の社会人様向け出張販売・採寸等が終わるのが夏の終わり頃になります。
今年は宇都宮国体に出店した関係もあり、この時期になってようやく平常モードに落ち着きました。
今回の記事は、先日お客様からお預かりした竹矢の修理についてです。
弊社で製造したものではないのですが、箆替え修理を預かりました。
袖摺節の少し上で割れています。
見本でお預かりしたもう1本の矢も参考にしながら、合いそうな竹を選定します。
今回はこの中から選び出します。節の間隔ごと、重さごとに分けてあります。
この番手のものが合いそうです。太さをノギスで測って合いそうなものを選びます。
竹矢を作る際、見本より少し太め・重めのものを選びます。
製造の工程の中で表面を削っていったり火入れをするためどうしても最初の状態より細く軽くなっていきます。それを逆算しているのです。
今回は3本出してきました。削っていくうちに隠れていた傷が露見したり、予想より太く軽くなってしまったり(逆に細く重くなってしまったり)します。そのためあらかじめ複数選んでおきます。
第3候補までありますが、まずは第一候補から作業スタートです。
次回へ続く…