竹取(今期7回目)

年末年始の休み期間を挟んで、新年初の竹取です。

今回初めて竹取に参加した新人君。

慣れない山で奮闘する中、アッ!と言う彼の声が響きました。

鹿のフンでも見つけたかと思いきや、なんとびっくり…

彼、持っているかもしれません。

私は良いとこ100円しか拾ったことありません。

竹の皮むき作業

先月採取してきた竹が、少しずつ乾いて色が変わってきています。

初めは濃い緑色だったものが次第に薄緑色になってきています。

甘皮のような部分がはがしやすくなってきました。

冬の乾燥した晴れの日は、皮むき作業にはもってこいです。

きれいにむけました。

こうすることで、竹の乾燥が促進されます。

半年乾燥させた竹は、最終的には黄色になります。

 

荒竹の下処理作業

半年~一年干して乾燥させた荒竹は、すぐ荒矯めできるわけではありません。

枝の切り残しや硬い芽を小刀で落としていきます。

荒矯めの際邪魔になるため、すべて除去する必要があります。

 

竹に傷をつけないよう、一本一本すべて手作業です。

 

次は計量です。重さ別に分けていきます。

下の写真…

左の大束は30g以下、30-35g、35-40gの三束が一まとめになっています。

中央の大束は40g、41g、42g…49gまで1gずつの小束がまとまっています。

右の束は50gオーバーのもの(主に巻藁矢向け)が一まとめに。

 

これで下処理は終わりです。この後、ようやく荒矯めが始まります。

本日の荒矯めの結果は…

全体の二割ほど(上の写真、左)は割れが見つかったり折れてしまったため廃棄処分になります。