無銘 製作中

お客様からご注文があった無銘の篦の仕上げ作業をしているところです。

火入れ、重量ならびに重心合わせが終わり、これから再度矯め直しをします。

その後何層かのコーティングを施し、しばらく時間を置いた後さらに矯め直してまっすぐにします。

それが終わったら羽付け・糸巻き等を施し矢ができあがります。

“宗高” 製作中

最高級漆矢 ”宗高” 四ツ矢を作っているところです。

竹は天然素材のため、途中で折れる等の不具合が出ることがあります。

そのため、良い矢を製作するのにはそれ相応の本数が必要となります。

 

こちらの写真に写っているのは、削ってみたら想定以上に軽くなってしまった・重すぎた…篦張りが合わなかった…虫食いや深部の亀裂が露出した等々、なんらかの理由で四ツ矢もしくは六ツ矢にならなかった製作途中の矢です。

使える部分もあるため、根継ぎ修理等に使用することがあります。

羽替え修理

これは新品の矢ではありません。

長年使用した矢ですが、羽を全て交換したものです。

矧糸も巻き替えるため、パッと見新品のように見えます。

道場が閉まっている今、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。