竹取り 4回目

だんだん寒くなってきていますね。現場に到着したら、霜が降りていました。

山での作業なのでそれなりに着込んではいるのですが、動いていると日中暑くなるのでそれほど厚着というわけではありません。朝一の時間帯は寒さが身にしみます。

 

今回は、前回と同じ場所の続きでした。

下の写真には石の下から生える逞しい竹が写っています。

かなり曲がっているので竹矢用としては使い物になりませんが、生命力の強さを感じます。

 

そこら一帯は水の通り道でジメジメしており、その上に落ち葉がいっぱい積もっています。踏ん張って重い竹の束を縛っていると、足がぬかるみにズブズブ沈んでいきます。

午後から風が吹いてきて寒い一日でした。温かいものがとても美味しく感じました。

永野一翠 入荷しました

金特作 並 14kg x 2

吟翠 並 17kg

銀特作 伸 14kg

銀特作 伸 15kg ←売約済み

吟翠 伸 13kg ←商談中

吟翠 伸 15kg ←商談中

吟翠 伸 17kg ←商談中

金特作 4寸伸 16kg ←商談中

吟翠 4寸伸 19kg

竹取り 3回目

今回の竹取りはハードでした。なかなか厳しい斜面に竹が生えていたので、竹取り中ずっと足を踏ん張っていました。

写真では伝わりにくいかもしれないのですが…一日終わったら足腰がパンパンになっていました。

若干ピンボケ気味ですが、節の上が膨らんでいます。このような竹はあまり良くないので避けるようにしています。

竹取りをしていると毎回色々なものを目にします。今回は立派なきのこを発見しました。これはいったい何なのか気になりますが怖いので見るだけにしました。

 

竹取り 2回目

今期2回目の竹取りです。

昨年と異なり今年は今のところ良い天候に恵まれており、作業が捗ります。

 

今回の収穫です。

前回よりも採れました。

しかしこのブログの読者の方々の中には、あれだけ竹がいっぱい生えているのにどうしてこれしか収穫して帰らないのか疑問に思う人もいるかもしれません。

実は、竹矢に使用できる竹(矢篠)には条件があります。

・当たり前ですが、虫食いや異様な湾曲・節の膨らみがないこと。

・約1メートルの長さの中に節が4つあること。

・直径が約8mm~10mmであること。

・おおよそ3年ものであること。これは、製品になった時の重量や箆張り(矢のしなり具合)に関係があります。

 

下の写真は、まだ生えてきたばかりの新しい竹です。枝が出てきておらず、白い皮をかぶっています。

次の写真は、わずかに年を取ったものです。見づらいですが、枝が伸び始めています。このあたりまでの竹は、実際手で触ってみると腰がなく柔らかいです。

次はこうなります。

本体から生えた枝からさらに小枝が伸びてきています。白い皮も減りつつあります。

 

こうした条件に合うものを探し回っていると、意外と良質な竹は集まらないものです。