今期2回目の竹取りです。
昨年と異なり今年は今のところ良い天候に恵まれており、作業が捗ります。
今回の収穫です。
前回よりも採れました。
しかしこのブログの読者の方々の中には、あれだけ竹がいっぱい生えているのにどうしてこれしか収穫して帰らないのか疑問に思う人もいるかもしれません。
実は、竹矢に使用できる竹(矢篠)には条件があります。
・当たり前ですが、虫食いや異様な湾曲・節の膨らみがないこと。
・約1メートルの長さの中に節が4つあること。
・直径が約8mm~10mmであること。
・おおよそ3年ものであること。これは、製品になった時の重量や箆張り(矢のしなり具合)に関係があります。
下の写真は、まだ生えてきたばかりの新しい竹です。枝が出てきておらず、白い皮をかぶっています。
次の写真は、わずかに年を取ったものです。見づらいですが、枝が伸び始めています。このあたりまでの竹は、実際手で触ってみると腰がなく柔らかいです。
次はこうなります。
本体から生えた枝からさらに小枝が伸びてきています。白い皮も減りつつあります。
こうした条件に合うものを探し回っていると、意外と良質な竹は集まらないものです。