
弊社にて3か月ほど弦を張りこんで調整します。

Takahashi Munetaka Kyudo store Official blog

弊社にて3か月ほど弦を張りこんで調整します。
11月より竹取りシーズンが始まっております。
春から続いていた学生販売・社会人の弓道教室後のフォロー販売、竹矢卸売りや個人のお客様からいただく竹矢直販の納期に追われ気づけばあっという間に冬になっていました。
手元のファイルを見ると、たたみかけるように次のご注文の納期が差し迫ってくるのが目に入ります。
忙しさにかまけて竹取りの記事を出していなかったのですが、先月より週に一回ずつ竹取りに出かけております。

↑整備前のジャングル化した状態
これでは日光が当たらず風通しが悪く、良い竹が生えてきません。

↑整備後
新芽にも日差しが当たりそうです。

↑根っこ付近の地面ギリギリの場所から採取します。
竹は、下の方より上の方の節が伸びていて節間の長さが長くなってしまうためです。上手く採らないと、3ツ節、なんてことになり使い物になりません。

↑竹矢製作に適した条件に合うものは多くないです。この量を取るためにに男3人で片道1時間の場所に出かけ… しかも2回分です。

金特作 伸 17kg
金特作 伸 18kg
金特作 伸 19kg (お客様からの注文品)
吟翠 伸 13kg (お客様からの注文品)
吟翠 伸 15kg
吟翠 伸 15kg

金特作 4寸伸 17kg (お客様からの注文品)

金特作 並 11kg
吟翠 並 11kg

金特作 伸 18kg
吟翠 伸 13kg

吟翠 4寸伸 17kg
吟翠 4寸伸 19kg
吟翠 4寸伸 21kg
11月になり、今年も竹取りのシーズンに突入しました。
関東近郊の山も色付き、すっかり秋の様相を呈しています。

今シーズン第一回目ということもあり、山歩きをするにはまだ足腰がなまっています。普段は座り仕事が多いためです。
昨年使用したハサミや鎌など、久しぶりに手にするのでなんだか違和感があります。

竹林の向こうに人が…!
と思ったら、リアルな案山子(かかし)でした。案山子といえば、さだまさしの歌にありますが大変癒されます。個人的に

今回の収穫です。4束…400~500本くらいでした。これらが全部使えれば良いのですが、これから選別作業をしていくと結構な量が廃棄になります。

大雑把に選別して採取しては来ますが、やはり精査すると節が合わなかったり、太すぎたり細すぎたり虫食いがあったり割れていたりします。最終的には半分近くになってしまう感覚で私たちはいます。

今後は天気が良ければ週一で竹取りに行きます。2月末~3月くらいまで続きます。