お客様からのオーダー品です。
85.5cm / 23g
Takahashi Munetaka Kyudo store Official blog
お客様からのオーダー品です。
85.5cm / 23g
今回の竹取りは寒さに凍える中の山掃除となりました。
良いものを採取するより蔦や雑木・古い竹や枯れた竹を排除するのに労力を費やしました。来シーズン以降、良い竹が生えてくることを願って…
こちら、掃除する前の状態です。
折れて倒れかかっている木の幹と、それに絡まる蔦(木の幹と同じくらいの太さがあるとても立派なものでした)、木の重さに負けて湾曲した古い竹… これらが複雑に絡まり合い、大変な状態になっています。手ノコや鎌、枝切りハサミで分解するように切り離し、取り除いていきます。
掃除後の状態です。ここまでやるのに30分以上かかりました。広い竹薮の中のたった一箇所で…
かなりてこずってこれだけ処理できました。
そして前回に続き、またしても何かの巣穴を発見。主はいなかったのですが、山は生き物の気配で満ち満ちています。
お客様からのオーダー品です。
¥93,720
無銘 六ツ矢
100cm / 24.9g (矢尻無しの重さ)
矢尻が入ると+1cm 、+2g程になります。
数cmカット可能です。
年末と年明けに行った竹取りを記事にしていなかったのですが、それもそのはず大した出来事がなかったので今回まとめて書きます。
シーズン序盤と違ってあまり良い採れ方をしていなかったため、竹を採取するよりも山掃除ばかりで写真を取る気もおきず…
下の写真で新人くんが運んでいるのは、そうした中苦労して集めた貴重な竹です。この場所は竹薮が車から遠いので、重い竹の束を足首が固い登山靴で長い距離運び出す必要があります。
場所が変わって今度はかなりの傾斜地です。
切った竹を左手に持ち地面をひきずり、右手に鎌を持って斜面を移動していると突如左足が地面に埋まり倒れそうになりました。膝くらいまでの深さの穴にはまったようです。枯葉に隠れて気付かなかったのですが、葉っぱをどかしてみるとそこには何かの巣穴の跡のようなものが…
穴の中心から竹が生えているため、この巣穴はもうずいぶん昔に打ち捨てられたようですが、時おりこのような穴ぼこを見かけることがあります。いったい何の巣穴なんでしょうか。
帰り際、藪沿いの舗装された道を歩いているとさっきまで竹取りをしていた藪の方からガサガサ音がします…数分間、息を殺してじっとしていたのですがその音はずっと聞こえていました。
自分たちの縄張りに人間が現れたのでどこかに避難していたのでしょうか。我々が去ったあと、様子を見に帰ってきたのでしょうが姿が見えずに何かの気配だけが伝わってくるので少し怖くなりました。