竹取り 7・8・9回目

年末と年明けに行った竹取りを記事にしていなかったのですが、それもそのはず大した出来事がなかったので今回まとめて書きます。

シーズン序盤と違ってあまり良い採れ方をしていなかったため、竹を採取するよりも山掃除ばかりで写真を取る気もおきず…

下の写真で新人くんが運んでいるのは、そうした中苦労して集めた貴重な竹です。この場所は竹薮が車から遠いので、重い竹の束を足首が固い登山靴で長い距離運び出す必要があります。

 

 

場所が変わって今度はかなりの傾斜地です。

切った竹を左手に持ち地面をひきずり、右手に鎌を持って斜面を移動していると突如左足が地面に埋まり倒れそうになりました。膝くらいまでの深さの穴にはまったようです。枯葉に隠れて気付かなかったのですが、葉っぱをどかしてみるとそこには何かの巣穴の跡のようなものが…

穴の中心から竹が生えているため、この巣穴はもうずいぶん昔に打ち捨てられたようですが、時おりこのような穴ぼこを見かけることがあります。いったい何の巣穴なんでしょうか。

 

帰り際、藪沿いの舗装された道を歩いているとさっきまで竹取りをしていた藪の方からガサガサ音がします…数分間、息を殺してじっとしていたのですがその音はずっと聞こえていました。

自分たちの縄張りに人間が現れたのでどこかに避難していたのでしょうか。我々が去ったあと、様子を見に帰ってきたのでしょうが姿が見えずに何かの気配だけが伝わってくるので少し怖くなりました。

竹取り 6回目

今回は寒波のせいでとても寒い竹取りとなりました。

群馬北部や群馬新潟の県境の山地では相当な大雪となっているようです。

厚着をしていったので作業中はむしろ汗をかいて暑いくらいだったのですが、お茶休憩やお昼ごはんの時は凍える寒さでした。竹薮の中では風が弱まるため感じないのですが、開けた場所にいると冷たい風をモロに受けます。

 

藪の向こうがまったく見えない、真っ暗な竹薮です。

こうなってしまうと手のつけようがないのですが…その周辺部分からだけでも手入れをしないといけません。風通しが良くなり、竹に日光が当たるように間引きや雑木処理をします。

 

蔦がからみついてどうしようもない場合もあります…

 

上の写真の右側の竹をご覧下さい。太すぎて思わず写真を撮ってしまいました。良い感じの太さである左の竹と比べて見た目の太さが倍くらいあります。おそろしい太さです。

この場所は希望を込めて以前間引きをした所だったのですが、生えてきたのは写真のような太い竹ばかり。成長が良すぎるのは何故なんでしょう。