なんでこんなに…

 

今回製作している竹矢は四ツ矢なのですが、まず火入れの段階に達する前の時点で途中で竹が折れたり虫食いの穴があったり、消えないキズが削るうちに露見したりして3本がダメになりました。

その後、火入れの段階になり、順調に一本目から最後の4本目まで来ました。4本目の最後の部分を焦がしている時、パキッという音がして羽中節が折れました。

これまでの苦労が水の泡です。またもう一本出してきて、矯めるところからやり直しです。

この四ツ矢を作るのに合計8本も使ったことになります。自然に生えている物を使っているのである程度は仕方ないことなのですが、ここまでうまくいかないと心が折れそうになります。

 

…9本目 矯め、表皮削り、火入れまで来たところで下の写真の赤丸の中に見えるヘコミができてしまいました。

これから10本目に突入です…

矯め(ため)

上塗り(コーティング)をする前に矯め直しをしているところです。

同じ矢をいくつかの工程に分けて何度も矯正することでクセが取れてまっすぐな矢になっていきます。

無銘 四ツ矢

写真左 104cm・33g

写真右 101cm・32g

(いずれも篦のみの重さ)

羽、矢尻筈等で+4〜5g、+2cm程度になります。

当店では長くて重たい矢・短くて軽い矢のご注文も承ります。

無銘 四ツ矢

¥63,400

無銘 四ツ矢

97cm / 26.2g (矢尻無しの重さ)

矢尻が入ると+1cm 、+2g程になります。

数cmカット可能です。